うし  ウシ  usi

  

【治人・大人・氏・(治し)】
1.治める者。束ね。司。守。 
ぬし(主)うち(氏)

『かんかみれとも かんまこの ちゐもうしある そのなかに』ホ4
『かみにみつけの かんつかい かるきみのこの しまつうしホ11
つくはうし ほしおさるには みなすてて たのしみまつや』ホ13
『むかしひををち さくらうし このはなささく ををんかみ おうちにうえて』ホ24
わかみやのうし もりのとみ こもりかつての ふたかみお よしのにまつり』ホ31
『みめくみお わすらてのちの さためには たにはちうしの めおもかな』ホ35
『そゐとしの きさらきもちに めすたには みちのうしのめ』ホ36

2.男子の斎名の「和り」。 

『きねとひこ うしものりなり』ホ4

 
うす(和す/熟す)」の名詞化。 
ここでは「A: 合わす・収(治)める・束ねる」、また「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・至る・中心にある・主導する」などの意。

変態:「うち(氏)」「をさ(長・筬)」「をし(治)」「をち(治)」「よし(寄)」「ぬし(主)」「あるし(主)
類語:「かみ(守)」「つかさ(司)」「よろし」「ますひと

  
 

【憂し】
E: 負の方向に離れる如し。「低まる・端にある・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・果てる」如し

のりうしけれは うしとして たのあらすきや にもつもの』ホ18

 
うす(憂す)」+「し(形容詞語尾)」の合成。
「うす」はここでは「E: 負の方向(小・少・低・端・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。

変態:「あし(悪し)

  
 

【牛】
負の方向に離れるさま。 うすのろ。のろま。

『のりうしけれは うしとして たのあらすきや にもつもの』ホ18
あめうしにもの おほせやり あらしとゆけは うしみえす をきなのいわく』ホ34
『たつぬれは むらきみうしの あたいとふ こたえてまつる かみゑんと』ホ34
『おりしもに かてつくたみに うしのしし ゆるすそのたに』ミ逸

 
うす(憂す)」の名詞化。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。

  

10/01/20

  

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