みち  ミチ  miti

  

【道・路・途】
1.乗る・則るもの。●軌道。●教え。法。典。範。●手立て。法。経。●制度。システム。
2.結ぶもの。連続。まとまり。区分。方面。
3.往き来。往来。交通。

『いそのはの まさこはよみて つくるとも ほつまのみちは いくよつきせし』ホ序
『よつきのかみは くにさつち さきりのみちお うけされは』ホ2
あめなるみちは めもあらす みつよをさまる』ホ2
『なもあかかたの とよくんぬ よよをさむれと としおへて みちつきぬるお』ホ15
『もしもむらくも かおうはひ みちにさわりの あらんとき』ホ22

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みつ(見つ/回つ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・乗る・結ぶ・まとまる」、「C:行き来する・めぐる」などの意。

ホツマでは単に「みち(道)」と言う場合、大方は「和の道・調和の道」を言う。
これは「とのち(調の道)」「まとみち(円道)」「やまとのみち(和の道)」「とこよのみち(常世の道)」「あめなるみち(陽陰和る道)
いせのみち(妹背の道)」「ひつきのみち(日月の道)」「かみのみち(上下の道)」などさまざまに呼ばれている。

類語:「のり(法・典)」「をしゑ(教え)」「すち(筋)ち(路・方)

 
 

【(見ち・満ち)・充ち】【御乳】【(貢)】
合わせ。足し。充足。供え。仕え。

『うみてよの きみとみのみち とのをしゑ さかりもとらは ほころはす』ホ3
『たらちめの つかれにちしる ほそけれは ほいゐのかみの みちつひめホ4
『あめつちも うちともすかに とほるとき やもよろみちの みことひこ』
ホ14

●神や御上の御用足し。 =みつき(貢)いつき(斎)

『つねのおこなひ かみのみち あにかまつりも ねんころにこそ』ホ31
『おさといとけの みちもあけ たみにおおする いとまあけ』
ホ34

 
みつ(見つ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・足す・添える・供える・仕える」などの意。

 
 

【満ち・(至・瑞・蜜)】
D: 正の方向に離れるさま。「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・至る・過ぎる・化ける」さま

『さかおかそえる みちたてて かのみもむそゐ あめのみちホ23
『しほつつか めなしかたあみ はるへらや みちひのたまは はてのかんかせ』ホ25

  ●熟成。至り。極み。頂点。昇華。化け。 熟し満ちて化けたもの。

『にしきおろちの しむみちや はるなははみち ゐそらみちホ8
『みたるきくみち ゐつなみち なるかみもとむ あゑのみちホ8
『ちわやより あめゑのみちか をんかみに ことかたらんと よはらしむ』ホ8
『よよにつたふる たけうちは ついになからふ みちとなるかな』ホ38
かたちとつとめ みちとみと よつのをしえも たたひとち』ミ1

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みつ(満つ)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・高・央・前・熟・明・沸)に離れる」で、「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る・過ぎる・化ける」などの意。

変態:「みつ(瑞・密・蜜)
類語:「つき(尽き)
つひ(遂・終)」「きわ(極・究)はけ(化け)

 
 

【(短・貧・惨)】
負の方向に離れるさま。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」さま

みつ(短つ・貧つ・惨つ)」の名詞化。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・沈む・隅にある・果てる」などの意。

変態:「まつ(貧・拙)」
派生語:「みちか(短)

  
 

【三千】
3,000。

●「やすくに」の千五百村の八百万民を治めるの司の数。

みちとみひこも もろこえに やもよろたみは ももちこえ』ホ17
みちもののへら しらゐしに つるきおかみて ものぬしか』ホ23
『ちゐもむら みなかうへあり いまこれお あわせてみちの かみをさむ』ホ23
みちりのたてに へかさりお かけてよつむつ ふみわくる』ホ23
『あまのこやねと ものぬしと まてにはへりて みちものへホ27

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み(三)」+「ち(千)
「みつ(見つ/満つ)」の意がかけられる。

  

09/10/12

  

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