オノコロ

→ 語義

淤能碁呂。磤馭慮。

1.泥(溶岩)が熟し凝ったもの。 =ウビコ(泥凝)。陸地。
2.包んで育成する垣(囲・殻)。 =ヱナ(胞衣)。 万物を生み育てる器。
3.努力の結晶。成果の一端。  =ホコノシズク(果の雫)。
4.治めの要。中心。中軸。中央。都。 (車輪の)軸。全体の縮図。

オノコロという名前は「ホオコホ」という音が訛ったものだともいう。 
二神
うきはしに立ち、天(中央政府)から授けられた経と矛を用いて退廃した日本に秩序と調和を復興しようと試みる。その努力の結晶(ホコの雫)がオノコロであり、二神はそれを国家再生の中心基地とする。場所はオキツの宮に同じ。
そこに八紘殿を造り、その御柱を廻ることによって万物を生み、稲作・養蚕の道を教え、ワイタメ(弁別)を回復する。
オノコロは日本(あるいは世界)の縮図に例えられることもある。

■オノコロは「ヱナ(胞衣)」に掛かる。

二神は うきはしの上に 栄くり得る 果の雫の オノコロに 宮殿 造り 央ヤマト 万物 生みて 人草の 食も繭醸も 道 成して 弁別 定む 功や』2文
二柱 うきはしに得る オノコロの 八紘の殿に 立つ柱 回り生まんと 言挙げに 女は左より 男は右に 別れ回りて3文
アワを胞衣として ヤマト秋津洲 淡路島 伊予阿波二名 隠岐三子 筑紫 吉備の児 佐渡 大島3文
トヨケの守の 教えあり 障るイソラの にて 胞衣の囲みは オノコロの 玉垣とならば 幸喜4文
因みの明は オノコロの 胞衣の形は 河車 の緒となる 実柱の 好く重り 回り 欠け』14文
『遂に種 なる オノコロの 胞衣臍の緒 河車 弥々肉を盛り 回り 減る』16文
『"タカマは万の 形 これ オノコロ" と にこ笑みて 中の巌に 御座します18文
二神の うきはしに立ち "この下に 国 無からん" と 経・矛 以て 栄くる みほこの 滴が 凝り成る州を オノコロと』18文
『下りて共に 婚ぎして 御柱 回り 陽陰歌を 詠みて オノコロ 万物を 生みしは』18文
『人に生れて 蠢くに トコヨの道を 教ゆ神 クニトコタチも 和り恵り 堅地八方を 何県と 生む国 総べて オノコロぞ』18文
『かくぞ実心 尽し 以て 民も気安く 成す国を オノコロ州と 名付くなり』18文
『上祖の恵る "ホオコホ" を 今
オノコロと 訛るかや』18文
『声の 'オ' は  'コワ' に収まる '治'の押手 野風に乗れる 轡の 音は "コオコオ" 踏む後の 野に 人 生みて 和るは '和' 手 熟地に喜ぶ 熟地は '肥' 手 人成る道は '調' を用ひ その本は '法'  治・和・肥・法の 四つは地に合ひ 地 治む』18文
わざと好まで オノコロの もしも動かば 穢直りを "オノコオノコ" と 祈るべし』18文
ヲシテ 逆矛 二神は これを用ひて 葦原に オノコロを得て ここに下り 八紘の殿と 中柱 立てて恵れば 央州 徹る 真の 調の教え23文

 

オノコロノタマコ

→ たまこ

オノコロの玉垣(尊垣)。
オノコロは、ここでは「中核・中心・中軸・主導者」などの意。 アマテルを指し、また中御座を暗示する。
タマコは「タマカキ(玉垣)」と同じで「尊いものの囲み」の意。中御座を囲む八方の座を暗示する。

→フトマニ図

トヨケの守の 教えあり 障るイソラの にて 胞衣の囲みは オノコロの 玉垣とならば 幸喜4文

 

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