ツゲ

→ 語義
  

黄楊・柘植。
櫛の材とする木。(「ツゲ」と「クシ」は同義)
  

【黄楊・柘植】ツゲ −広辞苑より−
ツゲ科の常緑小高木。高さ約三メートル、暖地に自生し、伊豆七島が産地として有名。樹皮は灰白色または淡褐色。葉は革質で対生。雌雄同株。三月頃、淡黄色の単性花を叢生。花後、豆粒大の果実を結ぶ。成育がおそく、材はきわめて緻密、黄褐色で、印材・版木(はんぎ)とし、また櫛や将棋の駒などを作る。別科のイヌツゲに対し、ホンツゲともいう。
  

の木に 隠れて桃の 実を投ぐる てれば退ぞく 葡萄ゆるく 櫛は黄楊好し 桃の名を "穢神潰" や』5文

  

  

ツゲクシ

→ 語義
  

黄楊櫛。
黄楊の木を材としてつくった櫛。
  

★黄楊(つげ) という木を材料にして作られる櫛(くし) です。この木をよく乾燥させてから、目立て (櫛の歯をつくる) という作業をします。1寸 (約3センチ) のなかに8本から32本の歯がひかれます。黄楊の木で作った櫛は、髪の通りが良く,地肌を傷つけません。また静電気も起きないので、日本髪を結うときはもちろん、京人形の髪を結うときにも使われます。
  

『髻の黄楊櫛 辺歯を 灯とし見れば 蛆たかる "厭や醜めき 汚なき" と 足退き帰る』5文
『またハタレ 日隅ヒタカミ 橘山下 二岩浦に 継ぐ告げ(黄楊)の   櫛の歯 挽けば 諸守は タカマに議り』8文

『髻の黄楊櫛 面に挿し 山の狭隙に 八搾りの 酒を醸して 待ち給ふ』9文

  

  

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