タチバナモトヒコ・カグモトヒコ

→ 語義
  

橘モトヒコ。 
橘の君
(カグのキミ)ハナタチバナ姫 (タジマモリの妻) の父。オトタチバナ姫の祖父。 
時すでに中央政権から独立してヱミシと呼ばれていたホツマ国の国造だったと思われる。 
たぶんオオヤマズミマウラ (橘の君) の後裔。中央とヒタカミの間に在って微妙な立場だったと思われる。 
トコヨ
(ヒタカミ) に向かったタジマモリは、モトヒコの家に滞在してヒタカミミチノクシマヅミチヒコらと親交を深める。ハナタチバナ姫を娶ったのもこの時だと思われる。
また「ホツマ知る侍」のタケウチも、遠国の風俗習慣について、橘の館モトヒコに聞いている。
ヤマトタケ
のヱミシ征伐のとき、タチバナモトヒコサカムのオノに城を構えており、ヒタカミ軍の攻撃に備えて、ホツミテシサクラネマシ等と共にこの城の守りを固めて、ヤマトタケの軍が到着するのを待っていた。 
東国平定後にミサシ(武蔵国) サガム(相模国) を賜る。

  
オオヤマズミ
                タキコ
                 ┃
                 ┣━━━━━┳カゴヤマタカクラシタ
                 ┃     ┃
サクラウチ━┳オオヤマカグツミカグヤマツミ ┗アメミチ姫
      ┃        ┃      
      ┣ホノコ     ┣カンタマ  
      ┃ ┃      ┃      
      ┃アマテル    ┗マウラ┳ … … … … …タチバナモトヒコ
      ┃            ┃  
      ┗ハナコ         ┣イワナガ
                   ┃
                   ┗アシツ姫
                     ┃
                    ニニキネ
  
  
シラキ君┬──アメヒボコ
    │    ┃
    └チコ  ┃──モロスケヒラナギキヨヒコタジマモリ
         ┃                   ┃
フトミミ────マタオ                  ┃──オトタチバナ姫
                             ┃      ┃
マウラ … … … … … … タチバナモトヒコ──ハナタチバナ姫  オウス
   
  

『遺し文 皇子 見給ひて 橘君が ハナタチバナは が妻 オシヤマ遣りて 呼ばしむる』37文
『父モトヒコと 上り来る 皇子喜びて モトヒコに 許し衣 賜ひ 喪を務む』37文
モトヒコ曰く 国知るの 道はいにしえ 根の国の 大きの奉る 神の御供』38文
『十一月の末の 弓張に 神乗り粥は 黒豆と 大麦小豆と 七菜の米 粥に炊ぎて ウケミタマ 五柱祭り』38文
『根心を 明かし帰りて 二十七年二月の 十三日申さく ヒタカミは 女男の子 髪を 総角に 綾取りて 勇み立つ』38文
『先にタジマが 遺し文 "国 染まざれば 橘の木を 得んと思えば 橘の モトヒコが家に 年経りて』39文
『馴染みて巡る ヒタカミと シマツの君に 会ひ知りて やや得てを 引かぬ間に  神となる』39文
『散々悔み いま若宮に 奉る  僕が モトヒコに 結ぶしづくの 源を 思してホツマ 領ろし召せ"』39文
『ここに タケウチと 語り合わせて ホツマ国 橘モトヒコを 己になして』39文
タチハナ姫と ホツミテシ サクラネマシを 先に遣り』39文
『軍 下れば 
ヒタカミが 招くモトヒコ 頷かず 相模の小野に 城 構え テシマシらと 守り固む』39文
『ここにモトヒコ 諸に告れ "服ろはざれば 殺す故 大御宝が 巡幸り請ふ 事始" とて 十二月八日 橘籠立てて 標とす』39文
身差し国 相模の国と モトヒコに 名付け賜わる 国つ守39文

  

  

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