キクミチ

→ 語義
  

キ・ク満ち。
六ハタレ
の第四。「キ・ク」はキツネとクツネで、「キクミチ」は、その霊が人や獣に憑いて化けたもの。 
キクミチ三兄弟が筑紫に蜂起し、1000の人とキクツネ(キツネとクツネ)33万を花山の野に集結。

妖術:叢雲、灯、蛍火、怒り火の青魂。 

カダマロがアマテルから揚げ鼠を授かり討つ。 
揚げ鼠は敵の好物で、これを貪らせながらヲガ(生姜) メガ(茗荷) を焚き燻し、敵を咽せさせて捕える。 

後にこの三兄弟は「三つ彦」と呼ばれ、カダマロ(稲荷神) の従者となり、配下の狐と共にウケミタマを守護するようになった。兄彦は伊勢の山田、中は山背の花山野、弟彦はアスカ野に置いて、田畑の鳥を追わせた。
稲荷神社とキツネの関係は、これに始まる。
  

奈良県吉野郡十津川村玉置川、玉置神社の摂社、三柱(ミハシラ)神社
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浜の宮、熊野三所大神社 (クマノサンショオオミワシャ)境内末社、三狐社
  

【三狐神】サグジ −広辞苑より−
農家で祭る田の神。御食津神。石神。
  

豊受大神宮の祭神の内の一柱に調御倉神(ツキノミクラノカミ) があり、「宇賀能美多麻神三狐神、形尊形也、保食神是也」としている。
  

オロチの シムミチや ハルナハハミチ ヰソラミチ 三人るキクミチ ヰツナミチ 鳴神もとむ アヱノミチ8文
ツクシの三人 中国の 花山の野に 朋 集む 時に和照る 御言宣 ウケモチの孫 カダマロに "国見て返れ"』8文

『色変えて 咲き乱れたる キクミチの ココ騒ゆくや 埴水躍り 叢雲・灯火や 蛍火の 笑いあさけり』8文
『怒り霊の 穢汚霊吐けば 進み得ず カダマロ帰り 申す時 しばし考え 御言宣』8文
三ハタレを 縛るに キ・クツネを 三里の網を 野に張りて 皆追ひ入れて 珠つなぎ』8文
キ・クツネ総て 三十三万 三人ツツガ 諸 帰りけり』8文

キク三人 直ぐに狐の 影 あれば 名も三狐 三十三万 霊断ちせんを カダが乞ふ』8文

  

  

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