とし  トシ  tosi

  

【(達し・経し)・年・歳】
1.進展。成熟。年齢。 達成。完成。完了。 成果。収穫。

『みわのとみ ををたたねこか ささけんと みもみそよとし つつしみてをす』ホ序
『みかさとみ いせのかんをみ ををかしま ふもよそなとし ささくはなをし』ホ序
『ゐとしふゆ をははかまきる めはかつき』ホ1
『したてると なしてわかくに たまつしま としのりかみと たたゑます』
ホ9
『をゐのみるめも としなみの なこそしるへゆ ちなみあふはま』ホ11
『いまたまきねも やよろとし ほしにむさほる こころなく』ホ13
としすてに そふよろやちも きわあれは のちのまもりは とよけのり』ホ23
としもわかはの やせひめお そひのきさきも みないはふ』ホ27
『たねこはみこの おおんもり みこたけひとは としゐつつ』ホ27
『たけひとは としそゐなれは わかかわり たねこかたすけ をさむへし』ホ27
『きみとしよそゐ ものかたり むかしのみをや たかむすひ』ホ29
『すえひかさやゑ わかみやの いみなやすきね としゐそふ』ホ31
『ふそゐさあとの むつきみか しきひとたてて よつきみこ いまふそひとし』ホ31
『みそむほさつき そかねなと すへらきまかる やそよとしホ31
『ときあすす ももなそねあと あふみみか みこしきひとの としみそみ』ホ31
『あきおもむろお うねひやま みほとにおくる としななそなり』ホ31
『ときあすす ふもやほさみと きさらよか ねあゑわかみや としみそむ』ホ31
『きみとしみそひ さかいおか わかみやのとき わかはゑか ぬなきめはすけ』ホ31
『ふそことし きしゑはつみか きさきたつ よそたりひめの としそゐそ』ホ31
としはたち あすおしきねお をきみとし かすかおたまふ』ホ31
『きみまかる としももそみそ とみきさき みなととまりて もにつかふ』ホ31
『みこかみまつる としみそゐ をやにつかえて たみをさむ』ホ31
『なそむとし はるむつきゐか ねこひこの としふそむたつ よつきみこ』ホ31
『みよももふとし むつきこか きみまかるとし ももみそな』ホ31
『なそむとし きさらきやかに きみまかる としももそやそ』ホ32
『ゐそななかつき ふかまかる すへらきのとし ももそなそ』ホ32
『みことしゐそひ ねのふそか あまつひつきお うけつきて』ホ32
『むそとしのなつ うつきこか きみまかるとし ももそひそ』ホ32
『ゐそにゑのみこ としゐそふ あまつひつきお うけつきて』ホ33
『おおははのとし ももむそふ おおんきさきと』ホ33
『をみゑみこ いむなゐそさち としよそふ あまつひつきお うけつきて』ホ35
『こそこほさしゑ あふみはひ きみまかるとし ももみそな』ホ37
『いむなたりひこ をしろわけ あめすへらきの としやそひ』ホ38
『つつうたむかし さゆりひめ としそこのとき たきしみこ したひこふゆえ』ホ39
『たけうちすくね むねのとみ みことたけうち おなひとしホ40
『みかさとみ いせのかんをみ をおかしま ふもゐそなとし ささくはなをし』ミ序
『をおみわの たたねこかとし ふもみそよ つつしみのへて そえるはなをし』ミ序
『かみわたかてる したてるの としのめくみの おおんかみ』ミ逸

2.春夏秋冬の1サイクルの完成。一年。

『やよろとしへて こゑうちの いさわのみやに をわします』ホ序
ふるとしふより つきみけの ひとはもよろに つきむけの ひとはふそよろ』ホ1
『あめなるみちの そなわりて たくひなるより としかそえ』ホ2
『うゑつきは ふそひのすすの としすてに もふそよろなち ゐもふそに』ホ4
『ふそひすす ももふそゐゑた としきしゑ はつひほのほの いつるとき』ホ4
『ふそひすす ももふそむゑた としさなと やよいついたち』ホ6
『ふそみよろ ふちみもやその ふたとしお へてもやすらや』ホ8
ことしふそよの さくすすお ふそゐのすすに うゑかえて』ホ8
『こたえとく すすはまさかき ほすゑのひ としにきなかの むよろほき』ホ13
『ふそゐすす ももゑふそやほ としさみと かしまのみやの ひとりひめ』ホ16
『たちからを みそむつきます さるたひこ そむとしおれと これはまれ』ホ16
『をのこはとしに めはとつき いきすよけれは うむもやすきそ』ホ16
『あつくをしゑは にふさるる としとしまなふ あけほのの わさもはやきそ』ホ17
『むそとしの すはゑもむもに そゑたおえ むよとしちゑに つきかるる』ホ18
『ふそゐすす ももみそゑたの としさなと はるのはつひに』ホ192
『なるるも としなかは はせいつかけも なかなれや』ホ192
『またいつのりお としかさね わさゑたまへは みことのり』ホ192
『ふそむすす そむゑよそひほ としきやゑ やよいかすかの』ホ20
『はしらにまつる ゐくらのゐ としのりたまめ むわたのな』ホ21
『みつかきお としよつにわけ とはとふか ひかたにこかと』ホ21
『ははみたけ たかさもみたけ けたのうえ むたはとしかす ふとさつき』ホ21
『これにより たみおさまりて むよろとし つくはのみやに うつります』ホ21
『こころゆきすく かみのよは ますよろとしの ことふきも』ホ23
『うひちにのよは おこそかに かさるこころの ことふきも ももよろとしそ』ホ23
『ひらはのおたは みつたえす たかたはあめの ふらぬとし たねおほろほす』ホ24
『およふみよたに はたとしに さらえなせとて さかおりの みやにいります』ホ24
『たかたひらきて かえります ゆたかなるとし みよろへる』ホ25
あくるとし おおゑすへらき わけつちの あおひかつらお そてにかけ』ホ26
としめくるひは もにひとひ そのみはしらに まつるへし』ホ26
『とよたまは わけつちやまに もはよそや としのまつりも みあえなす』ホ26
『ときよそふすす やもゐそゑ きわとしねうと はつきよか』ホ27
『ゐそすすの ちゑのはたとし あめかわる こよみまたとて ものぬしか』ホ28
としのほの ととせにはゐき むそとしに みたのふゑとの ひとめくり』ホ28
『かれちゑのとし たねうゑて あくれははゆる まさかきお』ホ28
『もなそみよ ふちゐもとしお なからえて あめのたのしみ おほゆれは』ホ28
『あすすゐそとし かんなつき やそよよろみち よそやなり』ホ28
『ひかりかさぬる としのかす ももなそこよろ ふちよもも なそほへるまて』ホ29
としさなと かしはらみやの はつとしと みよかんたけの おおいなるかな』ホ29
としさなと はつひさやゑに うましまち とくさたからお たてまつる』ホ30
『きみとしことの はつきゐか やよのもまつり まことなるかな』ホ31
『つきのとし かもにみゆきの みちつくり さらにうちはし』ホ37
『わかおほきみの あらたまの としかきふれは うへなうへな』ホ40
『まきむきの ひしろのゐそみ としつみゑ ほつみはつひに』ミ序
『うまれまかるも ひとめくり ももよろとしの ことふきも ひのひめくりそ』ミ4
『あまめくり ひはををきくて ひとおくれ みもむそゐたひ ひととしの』ミ6
『をころのかみも はにまつり としつきひひの もりはこれ』ミ8
としわけのよは まめおいり みなおにやらふ』ミ7
としうちになすことのあや』ミ9

3.1年の完了する日。大晦日。

『こやねかしまに としこゆる ものぬしひとり ひたかみの』ホ24
としのあさ うたえそむるお とりみれは わかのうたあり』
ホ25
としこえて こせのほふりや そふとへと ゐのほふりらも』ホ29
『おとすくしたに としこえて いてたつはつひ あけのはら』ホ36
としこえは うむきとすめと よねむます としのりやまさ おにやらゐ』ホ38
としおこゆれは たらちねの よそふみそみの をゑくまも』ミ1

4.経過。歳月。長い時間。

としつきお ふれともやはり やめるかと こころいためて』ホ4
『なもあかかたの とよくんぬ よよをさむれと としおへて』ホ15
『ふたかみの とほこにをさむ としふれは にふなれときの たみあるも』ホ17
としおかさねて ねりなれて あれのりみそこ はなわさも』ホ191
としへてのちに ににきねの みゆきほつまの にはりなる』ホ192
『みまこににきね にはりみや つくはにをさむ としすてに みすすふちゐそ』ホ24
『みおしるわさの いくさわに としなからえて よろひとの』ホ38
『たちはなの もとひこかやに としふりて なしみてめくる ひたかみと』ホ39

 
とす(経す・達す)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・進展する・栄る・熟れる・優れる・至る」などの意。

変態:「とせ(年・歳)
類語:「ほ(穂)
派生語:「おおとし(大年・大歳)」「みとし(御歳)」「としのり(歳徳)」「としなみ(年並)」「ふるとし(経る年)
独り言:「たっせい(達成)」

 
 

【利し・鋭し・疾し・捷し・敏し・(篤し)】
正の方向に離れる如し。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」如し

『をやのこころも としはけし あえしのはすて にはかかせ』ホ17
『かねりにほこお つくらせて ときものきれは よつきなし』ホ23
『あらかねのはお とくねれは かみのめくみに かなふなる』ミ8

 
とす(突す・達す)」+「し(形容詞語尾)」の合成。
「とす」はここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。

類語:「さかし(賢し)」「あらたけ(荒猛)」「はやきき(早利き)
派生語:「するとし(鋭し)」「とく(篤)

 
 

【遠し・外し】
離れる如し。それる如し。外れる如し。

『おこるたのしの みつるとき うゑとしころは みのらすて まことにうゑる』ホ23

 
とす(断す・外す)」+「し(形容詞語尾)」の合成。
「とす」はここでは「B: 離れる・それる・外れる」などの意。

類語:「とおし(遠し)

 
 

【綴じ・閉じ】
合わせ。寄せ。締め。結び。

『つきはおおとし くらむすひ つきはかつらき ひことぬし』ホ9

 
とす(綴す・閉す)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・寄す・締める・結ぶ」などの意。

  

10/02/02

  

 基本理論はこちら

【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】