すえ  スエ  sue
すゑ  
スヱ  suwe

  

【末え・饐ゑ・末】
負の方向に離れるさま。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・沈む・隅にある・果てる」さま

『めかみのうたは もちのすゑ まけてにやしの こころかく』ミ10

 ●「下にある・隅にある・遅れる」さま

『しいるいさめの おそれみに かくれすみゆく すゑつみお』ホ序
『きみかよの すえのためしと ならんかと』
ホ序
『くらゐのやまの いちゐさく よになからゑて さくもつは かみのほすゑそ』ホ4
『あめわかひこか かとのまえ かつらのすえに しわさみて』ホ10
こすゑおもふに いましめの なけれはみたる』ホ13
『はたれまの たからあつめて すゑきゆる これすすくらそ』ホ13

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すふ/すゆ (窄ぶ/饐ゆ)」の名詞化。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。

変態:「すは(末)」「すみ(隅)」「しも(下)」「つめ(詰め)
類語:「ついえ(潰え)」「すそ(裾)」「さと(里)」「そと(外)」「はし(端)
派生語:「すゑつみ(末つ身)」「ほすえ(穂末)」「かつらのすえ(桂の末)
独り言:「さい(最)」

 
 

【据え・(住え・統・副え)】
1.据える場所。器。

『はらせくひ あしにしたかふ いしすゑに しきますとこお いかすれと』ホ21
『にあくるみけの ひもろけお ささくるすえも きよらかに』
ホ22

2.合わせ。収め。調え。平らし。沈着。

『ねしゑいしすゑ はしらたて なかすみはしら みなみむき』ホ21

3.合わせ。添え。補い。埋め。副え。

『ををんかみ ゆるすみことは ゑとのすえ やなゐかくろひ』ホ21

4.合わせ。結び。作り。工作。

『ゆはすたすえの みつきとめ たみにきはせて そろのとき』ホ34

 
すふ(添ふ・据ふ・住ふ・統ぶ)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・結ぶ・収める・平らす・調える・落ち着ける」などの意。

変態:「そえ(添え)」「そめ(染め)」「とめ(留め)」「ため(溜め)」「つめ(詰め)

 
 

【(聳・岨)・陶・須惠】
正の方向に離れるさま。「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」さま
 ●粋。髄。最たるもの。典型。

『つくねおあはす そのすゑは あしつみかわの しまつひこ』ミ10

 ●<地名> =チヌ

『しいるいさめの おそれみに かくれすみゆく すゑつみお』ホ序
『みほひこのつま すゑつみか いくたまよりめ そやこうむ』ホ10
『かつらきの ひとことぬしか すゑつみか やすたまとうむ かつきまろ』ホ10
『おおたたねこお ちぬすえに ありとつくれは きみやそと ちぬにみゆきし』ホ33

 
すふ(騒ふ・聳ふ)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる/離す」で、「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。

類語:「すい(粋)」「そわ・そひ(岨)」「す(陶)」「ちぬ(茅渟)
独り言:「さい(最)」

  

11/03/25

  

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