はし  ハシ  hasi

  

【端・(果・外・恥)】
1.それるさま。外れるさま。曲がるさま。
2.負の方向に離れるさま。「下がる・劣る・隅にある・果てる」さま

『こころはの むはしそそきて みおしらけ ひをねにかえる かんかたち』ホ15
『なかほとお きつなにそえて くつはみの はにゆふはしお まてにもつ』ホ192

 
はす(外す/果す)」の名詞形。
ここでは「B: 離れる・それる・外れる・曲る」、また「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。

変態:「はす(弭)」「ふち(縁)」「はつ(初)」「はた(端)」「はな(端)」「はて(果て)」「はち(恥)
派生語:「はしかみ(椒)

 
 

【(合し)・梯・橋】
1.合わせ。結い。渡し。合わすもの。結ぶもの。合同。共同。

『せおりつひめの みやひには きみもきさはし ふみおりて』ホ6
『つくるちひろの かけはしや ももやそぬゐの しらたてに』
ホ10
『いとおりひめお ここたへに みこなかはしの をしてもり』ホ31
『おおまかいとゐ なかはしに うむみこいみな いろきねの とこねつひこそ』ホ31
『はしにみほとお つきまかる おいちにうつむ はしつかや』
ホ34
『このはしたては かさぬいの ゑよりみやつの まつにくも たなひきわたす』ホ36
『かもにみゆきの みちつくり さらにうちはし つくりきの きつはかりはしホ37
『あさしもの みけのさおはし まへつきみ いやわたらすも みけのさおはしホ38

2.(男女を)結ぶ者。仲人。

『おもえらく はしかけなくて むすふやは 』ホ1
『ひめのいさこと うきはしお はやたまのをか わたしても』ホ2
『よおつくものは ゆつりうけ はしえてとつき むつましく』ホ13
『われねかわくは かんつきみ はしかけなして たまわんや』ホ16

 
はす(合す)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・結ぶ・渡す」などの意。

類語:「わたし(渡し)」「なかうと(仲人)」「いなわ(結和)
派生語:「うきはし(埋き合し・浮橋)」「きさはし(階)」「かけはし(懸橋)

 
 

【(合し)・箸】
合わせて掴むもの。挟み掴むもの。

『ひめあほきはち つきおるに はしにみほとお つきまかる』ホ34

 
はす(合す)」の名詞化。
「はす」はここでは「A: 合わす・挟む」などの意。

変態:「はさみ(挟み)」

 
 

【愛・栄・映・芳】【愛し・栄し・映し・芳し・疾し】
1.正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」さま

『くはきうの をのほおいとふ はしかみの をかめかふすへ ひしかんと』ホ8

2.正の方向に離れる如し。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」如し

はしきよし わきへのかたゆ くもいたち くもはやまとの くにのまほ』ホ38
はしきやし わきへのかたゆ くもいたちくも』ホ40
『としよりて そのたのしあり ここなしの かるることくに かんはしくミ逸

 
はす(映す・栄す)」の名詞化。
D: ここでは正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。
また
はす(映す・栄す)」+「し(形容詞語尾)」の合成で形容詞にもなる。

変態:「いし(美し)」「おし(惜し)」「ほし(欲し)」「よし(好し)」「はし(愛し)

 
 

【(埴為・埴仕)・土師】
1.土を扱うこと。埴で物を作ること。埴で作った物。

『いつものはしへ ももめして はにてこおよひ くさくさの かたちつくりて』ホ37
はしものお いけるにかえて みささきに うえてためしと なすへしや』ホ37

2.1に仕える者。1の業を担う者。 =はしへ

『のみのすくねお あつくほめ かたしところお たまわりて はしのつかさそ』ホ37

 
は(埴)」+「し(為・仕)

類語:「はにし(土師)

  

10/08/13

  

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