そふ  ソフ  sofu
そゆ  ソユ  soyu

  

【添う・沿う・副う・(備ふ・供ふ・統ふ)】【障ふ】
A: 合う/合わす。付く。加う。収(治)まる/収(治)める。備わる/備える。

『をりつけの うはのしるしと はなをしお そゑてささくる ことのへのうた』ホ序
『ふかきこころお そゑゐれて あけたてまつる すえにをしてそ』ホ序
『たかまに あめみをや もともとあなみ みそふかみ まつれはたみの とよけかみ』ホ4
『またおとこ つはものぬしと こくみそゑ つほねととめて かえらんと』ホ6
『ふつぬしそゑて みかつちも いさおしあわせ うたしむる』ホ8
『あまのかこゆみ ははやそゑ はたれやふれと たまひけり』ホ8
『いふきぬし くまのくすひと まてにあり しろくろこまに もろそひて』ホ8
『しきあかた あなしうをかみ をしてそえ すゑてうつしひ かんをちそ』ホ8
『たかきいさみの みかつちや ふつぬしそえて かしまたち』ホ10
『まゆみぬの やとよのはたと はくわゆみ ははやおそえて たまふのみ』ホ11
『そむよろやちの ものそひて ひとうまるとき もとつかみ』ホ14
『ひにひとめくり おくれへり やよゐはみそこ はなおそふホ14
『をのこほしくは あくりなせ わかみおそゑて ゑさしめん』ホ14
『かくしぬすむも みにそふる かせよりあめに つくるなり』ホ17
『しとなめきつな むなかひも しほてにそえて』ホ192
『なかほとお きつなにそえて くつはみの はにゆふはしお まてにもつ』ホ192
『おおものぬしは ゐつくみの ものへふそゐお ひきそふて』ホ20
『あかうらお ふなこつかさに あかまろと あかほしものお そえかこに』ホ20
『やかしはあもと むねにすゑ もちみもぬそむ ゆみやそえホ21
『かすかもろとも のりそひて みまこのみゆき まもりゆく』ホ21
『このくにつこに よこへそり そえてあまねく みちわきて』ホ23
『ここにはてかみ もろあまお あかめにそえて めなしあみ』ホ25
『しかるのち さきのみゆきの いせきみな みこころそえて にいたなす』ホ25
『よたりのすけに ようちめと よおしもそゑて つきのみや』ホ28
『みしるしは きみのみにそえ みくさとも うちつのみやに をさめます』ホ30
『ちのくちと はりまひかわに いんへぬし やまとゐさせり これにそえホ32
『おほさかも つきのかおそえ いしむらお たこしにこさは こしかてんかも』ホ34
『おとうまし からひさとこの うかつくぬ そえてささくる』ホ34
『いせにそえいる ゑそゐたり いあやまいあらす やまとひめ』ホ40
『ぬのおしひめに いたたかせ そふたんやわけ さきかりに』ホ40
『つきはひめみこ すけうちめ おしもあおめら みそりそふホ40
『をおみわの たたねこかとし ふもみそよ つつしみのへて そえるはなをし』ミ序
『こほしまつりて をめくりに くろまめゐひの ちからそふミ7
『かみはしれをさ そゑけつり ももふそやうた ゑりたまふ』フ序
『ふのゐさめ あらかねわけて ねりきたえ かまもつるきも かそえやわらく』フふゐさ

 

変態:「さふ(障ふ・支ふ)」「そむ(染む)」「しむ(染む)」「しる(知る)」「すふ(統ぶ・据う・吸う)」「せむ(迫む)
派生語:「そえ(添・副)」「そい(沿い)」「そは(側)」「そを(添)」「かそふ(数う)」「あらそふ(争う)」「おそふ(襲う)」「よそふ(装う)」「きそふ(競う)

  
 

【(離ふ・削ふ・剃ふ・反ふ・疎ふ)】
B: 離れる/離す。放つ。発す。それる/そらす。曲る/曲げる。

変態:「さる(去る)」「する(掏る)」「そる (反る・剃る)」「そむ (背む)
派生語:「そあさ(外州/外南)」「あそふ(遊ぶ)」「あそへ(遊べ)」「よそふ(四十二)
独り言:「そう(掃)」

  
 

【聳ふ・(騒ふ・繁ふ・速ふ・早ふ・総ふ)】
D: 正の方向に離れる/離す。「高まる・勢い付く・栄る・湧き立つ・優れる・勝る・至る」

『なおそらさむく つきすえは かゐみなきそひ ややひらく』ミ7

変態:「さふ(騒ふ)」「すふ(騒ふ・聳ふ)」「する(鋭る)」「すむ(澄む)
派生語:「そひゆ(聳ゆ)」「そ(十)」「そわそわ」「ざわざわ」「そは(岨)」「そひら(背)」「さそふ(誘う)
独り言:「そう(騒・早・総)」

 
 

【障ふ・(下ふ・垂ふ・疎ふ・寂ふ・癈ふ・饐ゆ)】
E: 負の方向に離れる/離す。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」

変態:「さふ(障ふ・寂ぶ・錆ぶ)」「さむ(冷む)」「しふ(癈ふ)」「しむ(凍む)」「しる(痴る)」「すゆ(饐ゆ)
派生語:「そを(末・曽於)

 
 

【十二】
12。「聳ふ」の意か。
 ●檜扇(カラスオウギ) の葉の数。

『からすあふきは そふはなり ひあふきのはは みなはらふ あわのよそやそ』ホ1

 ●一年の月の数。

『もしもそふこお うむははは つきのくらいそ』ホ16
『われつねに そふよみおきる つきのかす もはそのかたは』ホ23
『くわのねも つきはそふたひ ほしにあい なるそふつきは そふほすゑ』ミ4

 ●男児の妊娠期間。12ヶ月。(女児は10ヶ月)

『すへこそむあや そなわりて そふにゑなぬき うまるなり』ホ14
『とつきくらいし そふつきは つきみちうまる みたねこれなり』ホ16
そふみちて みなつきはつひ みつこうむ そのゑなのあや』ホ24

 ●君のつほね(局)の数。

『ひのかみそふきさきのあや』ホ6
『かうのたくはた ちちひめと そふのつほねも そなわれは』
ホ11
『みやつやなりて そふのかみ すかたかむすめ みきさきに』ホ20
『ゐさかめ うちきさき なかはしにいて をしてもり すへてそふなり』ホ31

 ●内親王が従える80人のモノベを束ねるの司の人数。

『わかやそものへ そふつかさ ゐものにうつし つかえしむ』ホ38

 ●桑の枝・根の穂末の数。

『くわのきは よもにさかえて ゑたもねも みつまたなりて そふほすえ』ミ4
『くわのねも つきはそふたひ ほしにあい なるそふつきは そふほすゑ』ミ4

 
そ(十)」+「ふ(二)

独り言:「そう(桑)」

 
 

【層富・添】<地名>
和すさま。収まるさま。調うさま。直るさま。調和。

『としこえて こせのほふりや そふとへと ゐのほふりらも』ホ29
『たけちのこりと あうゑもろ やまとのそふに ふせかしむ』ホ30

 
「そふ(添う・沿う)」の名詞化。
ここでは「A: 合う・和らぐ・収まる・調う・直る」などの意。

変態:「そほ(添)」
別名:「かすか(春日)」「わに(和珥)」「ひこ(平)」「すか(直)」「なら(平)

  

10/03/06

  

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