きた  キタ  kita

  

【北】
負の方向に離れる方。「低まる・勢いを失う・劣る・沈む・静まる・果てる」方

『みなみむき あさきおうけて なかいきの みやのうしろお きたといふ』ホ1
『よるはねるゆゑ きたはねそ』ホ1
『もしひときたり ことわけん あわねはきたよ あふはひて』ホ1
『みなみにことを わきまえて おちつくはにし かえるきたホ1
『これもおなしく ねはきたに きさすひかしや』ホ1
『みなみあわそさ きたはねの やまとほそほこ ちたるまて』ホ2
『なかすみはしら みなみむき きたひかしにし めくりたつ』ホ21
『もともとあけの みをやかみ ゐますうらには きたのほしホ23
『ものぬしは きたよりめくり こゑにきて かのゑおすすむ』ホ24
『うつきねすせり きたのつに ゆきてをさめよ いささわけ あれはむつめよ』ホ25
『はにやすひこは かわきたに ひこくにふくお みていわく』ホ34
『そのみちのりは つくしより きたえふちのり うみへたて しらきのつさそ』ホ34
『たけうちに ほつましるへの みことのり きたよりつかる ひたかみや』ホ38
『おおともたけひ おおやまの きたにめくりて しろにいれ』ホ39
『なこそより きたはみちのく くにのかみ もかたのはつほ ささけしむ』ホ39
『やいろのにきて みなみあお にしはくれない きたはきに ひかしはしろく』ミ6

 
きつ(朽つ)」の名詞化。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「低まる・勢いを失う・劣る・沈む・静まる・果てる」などの意。

別名:「ね(寝・北)

  
 

【段・(割・方)】
1.合うさま。交じるさま。加わるさま。〜倍。
2.離れ。分かれ。区分。分割。県。

『しかるのち たかまにはかり そさのをの とかはちくらの みきたかれ』ホ7
『とこみきに はやこおめせは そのゆめに とつかのつるき おれみきたホ7
『やきたわけ これにひつきの ふたたまし よのひとからの たかはかり』ホ17

 
きつ(交つ/離つ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・収まる・囲む」、裏を返して「B: 離れる/離す・分ける・限る」などの意。

変態:「きさ(刻・ギザ)」「かた(方)」「けた(方・桁)
類語:「あかた(県)」「わけ(別)」「つた(寸)
使用例:「たかきた(高北)」「あしきた(葦北)

  

10/03/25

  

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