ふし  フシ  fusi

  

【節】【(付し・房・総)・藤】
1.合わせ目。分かれ目。境目。継ぎ目。境界。区切り。

『はなきねは ゐなにつつるお あねにとふ あねのこたえは あわのふしホ1
『しかれとちちは すすよそほ はははみそひほ あめのふしホ3
『ことしふそよの さくすすお ふそゐのすすに うゑかえて ふしにあたれは』ホ8
『ひのみちは なかふしのそと つきはうち をはおもてわさ つとむへし』ホ13
『ところたちはな ゐもかしら しむのふしゑは たるむつみ』ミ9

2.分割したものの各一まとまり。区分・区画。

『つひにおろちに なめられて のりのくつるる ふしふしに』ホ8
『さほしかに むかふおりふし はかりしる かよふなさけの おもひあり』ミ逸

3.集ってまとまりを成すさま。結束。統合。家。 群がり。房・総

『まつふしこふと わたかまり ちよおふるとも ましならす』ホ17
『やはやつならす ももちよろ かさぬるふしの やえかきそ』ホ23
ふしとあわうみみつのあや』ホ32
ふしつるの なおもゆかりの このやまよこれ これよりそ なもふしのやまホ32
『ゐふしにほひの はなはゆり もとうたはきみ』ホ39

 
ふす(付す/伏す)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす」、裏を返せば「B: 離れる/離す・分れる・限る」などの意。

変態:「はし(端)」「はて(果)ふさ(房・総)」「ふち(藤・縁)」「へそ(臍)」「ほそ(臍)
類語:「かき(垣・限・画)」「よ(節・代)」「つつい(綴)」「せち・せつ(節)」「せと(瀬戸)」

 
 

【節】
抑揚。強弱。干満。
on-off。リズム。

『はなきねは ゐなにつつるお あねにとふ あねのこたえは あわのふしホ1
『しかれとちちは すすよそほ はははみそひほ あめのふしホ3
『たけのみやこに そろいのり あめかせのふし ほとよくて ゆたかになれと』ホ36

 
ふす(揺す・振す)」の名詞化。
ここでは「C: 回る/回す・行き来する/させる」などの意。

 
 

【付し・不二】
統合。統一。不分離。一体不二。

ふしとあわうみみつのあや』ホ32
『ふしつるの なおもゆかりの このやまよこれ これよりそ なもふしのやま
ホ32

 
ふす(付す)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・まとまる/まとめる」などの意。

変態:「ふさ(房・総)」「ふち(藤)」「むさ」

 
 

【(悉・沸)】
正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」さま

ふしとあわうみみつのあや』ホ32
『ふしつるの なおもゆかりの このやまよこれ これよりそ なもふしのやま
ホ32

 
ふす(鬱す・悉す・沸す)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。

変態:「ふつ(悉)ふと(太)」「いつ(至・逸)」「いといた (甚)」

 
 

【臥し・伏し】
負の方向に離すさま。「下げる・勢いを失わす・劣らす・縮小する・沈める・隅に置く・果てさす」さま

『しのはらは かみのふしみの たまくしお あみのめくみの みやこたつなり』フしはら

 
ふす(臥す・伏す)」の名詞化。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離す」で、「下げる・勢いを失わす・劣らす・縮小する・沈める・隅に置く・果てさす」などの意。

  

11/04/02

  

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