イチヰ

→ 語義

  

イチヰ(1)

  
一位。
保籠(胞衣)に包まれたまま生まれた、アマテルのその胞衣を一位の木の笏で裂く。
この一位笏は、かねて君の賜物として重臣に授けられていたものらしい。
  

【一位】イチヰ −広辞苑より−
イチイ科の常緑高木。わが国北部の深山に自生。幹は直立して約一五メートルに達する。細工しやすいので器具・装飾品・鉛筆に使用。古来、飛騨国位山(くらいやま)産のものは笏の材料として有名。
  

『"尊の結戸を 開らけ" とて 一位の放の 笏もちて  今こそ開く 天地の戸や 出づる若日の 輝きて』4文
位の山の 一位笏 世に永らえて 笏持つは 尊の穂末ぞ』4文
『予て賜物 一位の枝』ミ逸文

  

  

イチヰ(2)

  
市居 (市井)。
市中・民間に在ること。世間での生活。
  

『ある日乞ふ ヱオコの尊と ヲモヒカネ 市居 質せば タマキネの 九のなす事を 宣給わく』ミ9文

  

  

【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】