うつし  ウツシ  utusi

  

【移し・遷し】
巡らすこと。移転。

『なりていさわに みやうつし ここにゐませは むかつひめ』ホ6
『つくろひなりて またもとす これかりうつし さわりなし』ホ21
『むとせあき おおくにたまの かみうつし なつきそむかよホ33

 
うつす(移す)」の名詞化。
ここでは「C: 回す・行き来させる・替える」などの意。

神霊の社宮の移転は夜に行うものらしい。

変態:「わたし(渡し)」
派生語:「うつしくにたま(遷し国尊)

 
 

【写し・映し】
合わせ。匹敵。コピー。

『しきあかた あなしうをかみ をしてそえ すゑてうつしひ かんをちそ』ホ8

 
うつす(写す・映す)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・匹敵させる・現す」などの意。

変態:「あつさ(梓)

 
 

【現し・顕し】
形として現るさま。現象。

うつしくに やめるおいやし とりけもの ほおむしはらひ ふゆおなす』ホ9
うつしくにたま おほなむち つかるうもとの かみとなる』ホ10

 
うつ(現つ)」+「しく(如く)」の合成から「く」をカットしたク語法

  

09/10/07

  

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