すか  スカ  suka

  

【(濯/直・清)】
1.(汚穢が)祓われているさま。
2.逸れや曲がりがないさま。直ぐなさま。

『くしひより すかはにきつく みやのなも くしいなたなり』ホ9
あめつちも うちともすかに とほるとき やもよろみちの みことひこ』ホ14
『みのすかなれは かみこころ めくみてはなに みおうるそ』ホ14
『はにうつほ うけてははいし すかはたま』ホ15
すかははきかね ししろかね うひにあかかね はくろかね』ホ15
『やくしほすかの うつわもの はめはみのあか まぬかるる』ホ15
『ひとのみも すかかてはみて よろほゑて かるるにほいも ここなしそ』ホ15
『あしはらの しけこきおやに すかたたみ いやさやしきて わかふたりねん』ホ31
『ゆあひして すかにいのりて つけもふす われうやまえと うけさるや』ホ33
『かれかみまつる はもたかま すかのところは これにくらへん』ミ6

 ●<地名> =かすか(春日)そふ(添)わに(和珥)ひこ(平)

『みやつやなりて そふのかみ すかたかむすめ みきさきに』ホ20

 
すく(濯ぐ/直ぐ)」の名詞化。
ここでは「B: 離す・払う」、裏を返して「A: 合う・収まる・直る」などの意。

変態:「さか(直)」「しか(直)」「しき(直)」「すき(直・杉)」「すく(直)」「そこ(直)」「すこ(健)
派生語:「すかすかし(清々し)」「スカっと」

 
 

【菅】
正の方向に離れるさま。 繁茂。
(「繁・優」の物実)

『あさことすかの はふたゑは たみのゐやすく なからゑと ひにいのるはそ』ホ23

 
すく(頻く・繁ぐ)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。

変態:「すけ(菅)」
類語:「あし(葦)」「あさ(麻)」「ち(茅)

 
 

【垂・下・少・(陰・地)】
負の方向に離れるさま。「低まる・端にある・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・果てる」さま

『こことむすひの なにすゑて かすかとのとそ たふとませ』ホ8

 
すく(垂く・下く)」の名詞化。
ここでは「E: 負の方向(小・少・低・端・後・粗・暗・静)に離れる」で、「低まる・端にある・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・果てる」などの意。

変態:「すこ(少し)」「すく(少なし)」

  

09/12/22

  

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