ささく  ササク  sasaku

  

【(差添く)】
A: 合わす。備える。供える。調える。仕立てる。

『わかむすひ このこおくわに いとなせは ここりひめゑて みはささくホ24
『をほとしきくの ちりわたこ ささけてまつる くりみさけ』ミ9

 
さす(挿す・注す)」と同義語「さく(添く)」の合成。

変態:「そそく(注ぐ)

 
 

【(擦々く・探々く・陵く)】
C: 回る/回す。往き来する/させる。還る/還す。

さす(擦す)」と同義語「さく(探く)」の合成。

 
 

【捧ぐ・(繁々く・騒々く・早々く・壮々く・誘く・進く)】
D: 正の方向へ離れる/離す。「上げる・高める・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・達成する」

 ●上げる。掲げる。献上する。

『みわのとみ ををたたねこか ささけんと みもみそよとし つつしみてをす』ホ序
『をりつけの うはのしるしと はなをしお そゑてささくる ことのへのうた』ホ序
『みかさとみ いせのかんをみ ををかしま ふもよそなとし ささくはなをし』ホ序
『かれにはらみお おおひやま とよけかかゑて わかひとと いみなおささくホ3
『さしめささくる ゆかりにて ますひととなる みめくみの きみなりははよ』ホ7
『このうたお あねにささけて やくもうち ことのかなてお さつかりて』ホ9
『あまくにたまの おくらひめ これもささけて つかえしむ』ホ9
『ちひきいわ ささけてたれか わかくにお しのひしのひに おとさんや』ホ10
『あめくまやれは すてにさり かたかうるその たねささくホ15
『ときみまこ しるしささけて のちおこふ あめはたあしく ゆるされす』ホ21
『にあくるみけの ひもろけお ささくるすえも きよらかに』ホ22
『ちからおほとし ささくれは やものにきわひ たからてる かれにたからそ』ホ23
『こゑのねのくに あちはせか みねこしささく これにめし』ホ24
『たかにゆき ぬさおささけて みのにゆき あまくにたまの よろこひも』ホ24
『みかしはささく あしつひめ ひとよめされて ちきりこむ』ホ24
『むかしひををち さくらうし このはなささく ををんかみ おうちにうえて』ホ24
『とりたすき あめにささけて またにしの ははかみやけと よにのこる』ホ24
『そよろとしへて いまかれに はこねにもふて ぬさささけホ25
『ゆめにたいきて われうおの よしなきために くちささく われはみけにと』ホ25
『たまかさそろえ たままりも むたりにもたせ みつささくホ25
『おとたまお ささけとあれは もろともに のほりもふせは いもとめす』ホ26
『まきさきは やたのかかみお ささけもち かすかにさつく』ホ27
『おおすけは やゑかきのたち ささけもち こもりにあたふ』ホ27
『たたひとり わけつちかみに またもふて ゆふささくれは』ホ27
『このむらくもは あれませる みこのいわひに ささけよと』ホ27
『なんちかすかよ のこしもの たかにもちゆき ささけよと』ホ28
『やもつかふかみ はんへりて ひもろけささけ あにことふ』ホ28
『くにすへゑ ささくれはきみ たかくらお きのくにつこの おおむらし』ホ31
『たこのうらひと ふちのはな ささくるゆかり はらみゑて なおうむみうた』ホ32
『たけひてる むかしささけし かんたから いつもにあるお みまくほし』ホ34
『おとうまし からひさとこの うかつくぬ そえてささくるホ34
『たたねこは しるしささけて かものみや あるるおふして おもみれは』ホ37
『ここにきよひこ かくしゑす ささくたからの たくいなり』ホ37
『そのたから あにはなれさる たくいかと よつてささけて おさめおく』ホ37
『みやけなかはお わかみやえ なかはおきみの みささきに ささけもふさく』ホ37
『きみよろこひて いむなこふ うちまろささく うちひとは よつきみこなり』ホ38
『あふみつき くまそそむきて みつきせす おしてささけて みかりこふ』ホ38
『もろあかた ぬしらおほみけ ささけんと いつみめかやに そのつとえ』ホ38
『いわかとに しみつわきてる これささく かれになつくる みつしまそ』ホ38
『きみのことくの ものあらす やつこかささく なおめすや』ホ38
『なこそより きたはみちのく くにのかみ もかたのはつほ ささけしむ』ホ39
『つかるゑみしは みちひこに なそかたはつほ ささけしむ』ホ39
『まつらふしるし かくかこお やむねにささけ ことをさめ』ホ39
『みかとにささけ ことことく まつらふかたち もふさしむ』ホ39
『きひのほり ふみささくれは すへらきは ゐもやすからす』ホ40
『かれみなつけん ききますや ゆるせはささく やまとたけ』ホ40
『おおたんやわけ かふりみは つるきささけて とみそたり』ホ40
『いふきより かえさにささく ひるめしお みつからかしき』ホ40
『ほつまふみ そめささくれは みくさのり そなふたからと みことのり』ミ序
『みかさとみ いせのかんをみ をおかしま ふもゐそなとし ささくはなをし』ミ序
『みかさふみ ささけたまふお みわのとみ みちほめいわく』ミ序
『かかみとみ ふもとやしろの ふみささく われもあくれは みことのり』ミ序
『あまてらす かみよりさつく みちのくの ふみうやまいて ともにささけつ』ミ序
『ゑはねのみつの ひとをかみ ひのみちささけ ねにかえす』ミ9

 ●高めて完成する。仕上げる。 =たてまつる(立て全つる)

『わかむすひ このこおくわに いとなせは ここりひめゑて みはささくホ24

 
さす(栄す)」と同義語「さく(栄く)」の合成。
「さす」はここでは「傘をさす」のそれで、やはり「上げる」の意。

変態:「そそく(噪く)
類語:「さしあく(差し上ぐ)」「たてまつる(奉る)」「すすむ(進む・薦む)」「まいらす(参らす)」「まいなふ(賂ふ)」「さわく(騒ぐ)」「さやぐ」「そよぐ」「そそる(唆る)」「さそふ(誘う)
派生語:「ささけ(捧げ)」「ささき(鷦鷯)」「ささけもの(捧げ物)
反対語:「さつく(授く)」「たまふ(賜ふ)」「くたす(下す)

  

10/03/14

  

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