にく  ニク  niku

  

【(和く・握ぐ)】
A: 合う/合わす。やわらぐ/やわす。結う。保つ。留まる。

『いのきにの きつさにとみの あらそひも つさをはやめて きにやにくらん』フいきに

 
変態:「なく(和ぐ・凪ぐ)」「ぬく(温く・貫く)」「ねく(祈ぐ・労ぐ)」「のく(残る)」「いく(埋く)」「ひく(引く)
派生語:「にき(和)」「にこ(和)」「にけ(和)」「にきて(和幣/和手)」「にこる(濁る)」「にこゑむ(和笑む)」「にきはやひ(饒速日)

 
 

【逃ぐ】
B: 離れる/離す。放つ。払う。発す。そる/そらす。曲る/曲げる。

『つるきふりにけ えひなくる しこめとりはみ さらにおふ』ホ5
『はたれのものの わさならす にけんとすれと かみいくさ』ホ8
『もろかみつよく たたかえは ゆつりにくるお おひつめて』ホ8
にけんとするお たちからを はたれはるなに とひかかり』ホ8
『ここにはたれか むなさわき にくるおつかむ たちからを』ホ8
『みかつちか とらへてなくる あしかひの おそれてにくる しなのうみ』ホ10
『くにかみの ひめおのむゆえ みなやけは にけてひかわに きられける』ホ25
『うみかわく しかおひゆきて ふねにのる みやとひにくるホ25
『こかしらの おろちかはめは しまつうし ははきりふれは にけいたりホ28
『ゑしきのにける くろさかに はさみてうては たけるとも』ホ29
『くしみかたまは おしくもと なかすねうては にけゆくお』ホ30
『はにやすか むねうちころす そのいくさ やふれにくるお おひうては』ホ34
『みなにけちれは ときおあけ むかひいるとき おとひめは きみのておとり』ホ39

 
変態:「なく(投ぐ・薙ぐ・鳴く)」「ぬく(抜く・脱ぐ)」「のく(退く)」「ひく(弾く)
派生語:「にか(苦)」「にかし(苦し)」「にくむ(憎む)

 
 

【(賑く・熟く)】
D: 正の方向に離れる/離す。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」

変態:「のく(仰く)」「いく(行く・活く・生く)
派生語:「にけ(賑)」「にきはす(賑わす)

 
 

【(苦く・憎く・難く)】
E: 負の方向に離れる/離す。「低まる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」

変態:「なく(泣く)」「のく(退く)」「ひく(挽く)
派生語:「にか(苦)

 

10/01/20

  

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