くも  クモ  kumo

  

【雲・蜘蛛・(隈)】
1.合わせ。覆い。蔽い。紛らわしいもの。(網を)組むもの。 天と地の中間。

『あめにたなひく しらくもの かかるやみねの ふるあられ ひすみにこたま』ホ4
『かきやふり むらくもおこし ほのほふき つふていかつち』ホ8
『つきのみつ くたせるつゆは かはのみつ うつほうくれは くもとなり』ホ15
『そやとめちつゑ くもなかは ふれはめつゑに あひもとめ あめとふるなり』ホ15
『しなとへのかみ あらはれは みちのかうはふ やえくもお』ホ22
『もりにゐいろの くもおこる いつもちもりと なつくなり』ホ27
『ゐのほふりらも つちくもの あみはるものお みなころす』ホ29
『たかおはりへか せひひくて あしなかくもの おおちから』ホ29
『さゆかわゆ くもたちわたり うねひやま このはさやきぬ かせふかんとす』ホ31
『うねひやま ひるはくもとゐ ゆうされは かせふかんとそ このはさやきる』ホ31
『そひほむれくも ほをむしお つくれはきみの みつからに』ホ31
『このはしたては かさぬいの ゑよりみやつの まつにくも たなひきわたす』ホ36
『はしきよし わきへのかたゆ くもいたち くもはやまとの くにのまほ』ホ38
『かけはしつたひ むまゆかす くもわけあゆみ うえつかれ』ホ39
『なおくもおおひ みちたつお ひみつのはらひ みたひのる』ホ39
『はしきやし わきへのかたゆ くもいたちくも』ホ40
『たてものくもに かけはしと かすみにちとり』ホ40

2.反り。曲り。 隈。枯。暗。穢。悪。

やくもうちことつくるあや』ホ9
『ははかをさきに つるきあり ははむらくもの なにしあふ』ホ9
『わかうたの くもくしふみは おくらひめ さつけてなおも したてると』ホ9
『しなとへのかみ あらはれは みちのかうはふ やえくもお』ホ22
くもちわけ しなのすわより みちひけは はらみやまから よもおみて』ホ24
『ゐのほふりらも つちくもの あみはるものお みなころす』ホ29
『たかおはりへか せひひくて あしなかくもの おおちから』ホ29
『さゆかわゆ くもたちわたり うねひやま このはさやきぬ かせふかんとす』ホ31
『うねひやま ひるはくもとゐ ゆうされは かせふかんとそ このはさやきる』ホ31
『ねつかいわやに ふつちくも なはあおくもと しらくもと』ホ38
『もろうたは くもらおそれて かくれんと つはきおとりて つちとなし』ホ38
『いわやのくもお うちころす いなはかわへは ちたとなる』ホ38
『はしきやし わきへのかたゆ くもいたちくも』ホ40

 
くむ(交む/離む/朽む)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・覆う・紛れる」「B: 離れる/離す・反る・曲る」、また「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる/離す」で、「下げる・勢いを失わす・劣らす・縮小する・静める・隅に置く・果てさす」などの意。

変態:「くま(隈・曲)」「けむ(煙・烟)」「きう(灸)」「かれ(枯れ)」「くれ(暮)」「くら(暗)」「ころ(転)」「から(韓・漢)」「くほ(窪)
類語:「くもり(曇り)」「くもゐ(曇)
派生語:「むらくも(叢雲/放隈)」「やくも(八雲)」「くもくしふみ(雲櫛文)

  

10/02/19

  

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