はち  ハチ  hati

  

【(外ち)・恥・辱】
1.それ。曲り。外れ。異常。誤り。

『これもまた このかすならす あしふねに なかすあはちや』ホ3
『そのよまた かみゆきみれは かなまこと いれすはちみす』ホ5
『わかれおしくと つまおくる をうとはゆかす ゆけははちホ5
『われけかれなは ひめおゑて ともはちみんと ちかいさる』ホ7
『まえうしろ みたれてなかる わかはちお のちのおきての うらかたそ』ホ7
『またはたれ なんちわかはゑ はちみする やつことせんと なりめくる』ホ8
『あねかめに なおきたなしや そのこころ はちおもしらぬ』
ホ9
『なすことなくて かなしきは よそはよろこふ しむのはち くやめとかえぬ』ホ17
『ひととせも へさるおせめは よのはちは なんちのこころ けかれより』ホ20
『しろこやに かえりちかつて ねたまれの わかはちすすけ このさくら』ホ24
『なきさにおよく あさけりに はらはひのはち かさぬみは あにのほらんや』ホ26
『これはちににて はちならす しかときけ こおうむのちは』ホ26
『かつてかみ かねてもふすお のそくはち なんちにあらす』ホ26
『おろちなる はちにみつから さすらひて いとうおしれは』ホ28
『なんちしのひす わかはちと おほそらふんて みもろやま』ホ34

2.そらし。曲げ。外し。歪曲。捏造。批判。

『おかするも おしてのはちも ももともも』ホ7

3.並外れるさま。異常。非常。

『わかかんはせも あえみえす はちはつかしく あめにこふ』ホ13

 
はつ(外つ)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる/離す・それる/そらす・曲る/曲げる」などの意。

変態:「はて(果)」「はし(端)」「ふち(縁)
類語:「けかれ(穢れ)」「はたれ(外れ)

 
 

【蜂】
(刺して) 痛くするもの。沸き立たすもの。疼かすもの。

『たかまはむつの はたれかみ はちのことくに みたるれは』ホ9

 
はつ(溌つ)」の名詞形。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離す」で、「上げる・勢い付ける・沸き立たせる・疼かす」などの意。

変態:「あち(熱ち!)」「いた(痛!)」

  

10/03/24

  

 基本理論はこちら

【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】