たちはな  タチハナ  tatihana

  

【(立跳/立木)・橘】
立ち上げ。物事を起して発展させる木。(クニトコタチトコヨの象徴)
 ●<その物実> (香り)立つ木。芳しき木。 =
かくのき(橘の木)

たちはなうゑて うむみこの たかみむすひお もろたたゆ きのとこたちや』ホ2
『つくしにみゆき たちはなお うゑてとこよの みちなれは』ホ5
『たまのをととむ みやのなも をとたちはなの あわきみや』ホ5
『さのとのに たちはなうゑて かくのみや きにさくらうゑ うおちみや』ホ6
『とりあわせたちはなのあや』ホ37
『むかしのひとの をおととむ をとたちはなと なおたまひ』ホ37
『ところたちはな ゐもかしら しむのふしゑは たるむつみ』ミ9
『いのゆんの あたはたちはな めはさくら やむもしなとの いゆんなすなり』フいゆん

 
[1]
「たちはぬ」の名詞化。
「たちはぬ」は「たつ(立つ)」+「はぬ(放ぬ/跳ぬ)」の連結。
ここでは「B: 離れる・放つ・発す・起る」、また「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離す」で、「高める・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・勝らす・至らす」などの意。
[2]
たち(立)」+「はな(木)

同義語:「かくのき(橘の木)とこよのはな(疾代の木)」「くにとこたちのみよのはな(国常立の御代の木)
類語:「たちあけ(立ち上げ)」「きくさ(木草/起種)」「きのみ(木の実/起の種)

 
 

【(立木)・橘】<地名>
サカムノオノ(相模の小野) 相模国の別名。

『かくのきうえて まうらかみ よよたちはなの きみとなる』ホ24
『かくきみか はなたちはなは かれかつま おしやまやりて よはしむるホ37
『むかしのひとの をおととむ をとたちはなと なおたまひ』ホ37

 
「たちはな」はここでは「立ち跳ぬ」の物実で、マウラが新田を開発して橘を植えた相模の地をいう。

別名:さかむ(相模)ゑのしま(江ノ島・合の州)」「おの(小野)」「まうら(間所)たに(谷)」「さくら(桜)かく(橘)」「かなかわ(神奈川・兼側)」

  

10/05/29

  

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