たれ  タレ  tare

  

【垂】
垂れ下がること/もの。垂幕。

『まえにひきすゑ たれあくる きみやさかにの まかるたま』ホ8
『ちちひめは たれよりいてて わかひこに いまきくすすか わかゐみな』ホ13
『ひちよけの たれかわうはと なるゆえは はせゆくみちに』ホ191

 
たる(垂る)」の名詞化。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる」の意。

類語:「おり(下り)」「おち(落ち)」「くち(朽ち)」「して(垂)

 
 

【誰】
1.不特定多数の一つ。分割された物の一。区分。方向。方法。
2.1の特定を促す語。

たれおまことと なしかたし かれにひとつお あけしるす』ホ序
『ひめおゑんやと いやといに みなはたれそと うらとえは』ホ9
『たかみむすひの かみはかり いつもたたすは たれよけん』ホ10
『ちひきいわ ささけてたれか わかくにお しのひしのひに おとさんや』ホ10
『いまわれさらは たれかまた あえてなれなん ものあらし』ホ10
『かるきみも みたれゆるせは たれうちそ』ホ13
『みのはなも ひともうつれは ちるはなそ たれさしうらむ ひともなし』ホ16
『みなふしなひけ をさむるは やよほにたれか またあらん』ホ27
『まつりみゆきの やすたれに かぬかわみみの みこうみて いみなやすきね』ホ31
『みはのあやくさ ちよみかや もろくわんとて にてにかし たれもゑくわす』ホ32
『きみとふて かくおしゆるは たれかみそ こたえてわれは』ホ33
『きみよろこひて たれかこの とりとりゑんや ゆかわたな とみこれとらん』ホ36
『むすめひとりお みやにこふ たれにやりても ふはうらむ こめさしたまへ』ホ37
『きみいわく たれそこたえて くにつかみ やしろやふれり』ホ38
『まてはなんちは たれひとそ すへらきのこの こうすなり』ホ38
『のにふして たれとかたらん おしむらく まみえぬことよ あめののりかな』ホ40
たれとみわさお をさめんや もろにのりして かみおくり』ホ40
『なんちはたれそ われはこれ いさすへらきの このこうす』ホ40

 
た(方・手)」+「れ(在)
「た」は「分割したものの一・区分・区画」を現す。
「れ」は「ある(在る)」の名詞化「あれ(在れ)」の短縮。

変態:「とれ(何)」
類語:「いつれ(何れ)」「た(誰)」「な(何)

  

09/12/22

  

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