すせり  スセリ  suseri

  

【(濯せり・直せり・清せり)・芹】 (今は「セリ」と呼ばれる)
曲りを直すもの。

『みはおりひめや すせりひめ みたらしひめに やゑこひめ』ホ10
『こけうはこへら いたひらこ すすなすすしろ すせりなつ このななくさに』ホ192
すせりくさにて かにはきて くさかれいゆる なもすせり』ホ24
『かれしらひけの すせりもて たみよみかえる まもりとて』ホ24
『こけふはこへな いたひらな すすなすすしろ すせりなす なみそにのそく』ミ7

 ●ホノススミ(さくらき)の別名。(芹によってカニ(汚泥)を掃いて長寿を得た)

『すせりくさにて かにはきて くさかれいゆる なもすせりホ24
すせりみや むかしのあとに いまつくる うかわのみやに うつります』ホ25
『またすせり つりたのしめは さちひこと』ホ25
『うつきねすせり きたのつに ゆきてをさめよ いささわけ あれはむつめよ』ホ25

 
すす(濯す・直す・清す)」の連体形「すせる」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・治める・調える・直す」などの意。

類語:「しらひけ(白髭)」「すすき(濯ぎ)」「すすな(菘・鈴菜)」「すすしろ(清白)」「きよな(清菜)

 
 

【(退り)】
負の方向に離れるさま。 下。末。遅。

『つきはかつらき ひことぬし つきはすせりめ ゐをみめそ』ホ9

 
すす(垂す・退す)」の連体形「すせる」の名詞化。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・沈む・隅にある・果てる」などの意。

変態:「すさり(退り)」「しさり(退り)」

  

09/11/05

  

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