さつさ  サツサ  satusa

  

【(栄々・繁々・颯颯)】

  1. 五月サの頃(栄月栄の頃)」の略。 =端午
    これはホツマ干支で言う「サシヱ」「サシト」「サヤヱ」「サヤト」「サミヱ」「サミト」「サアヱ」「サアト」「サウヱ」「サウト」「サナヱ」「サナト」の内、五月に最初に廻って来る日を言う。年によって異なるが、八日おきに廻って来るので、5月1日から5月9日の間ということになる。
     
    『みうたつくれは そめふたお さつさもちゐに つけなくる さつさつつうた』ホ12
    さつさはらをひ ゐわたなす なかくたとほる』
    ホ14
    『なめんとゑもき あやめふく さつさはゐわた のりはゐゐ』ミ7

     

  2. さつさ餅飯」の略。
    「五月サの頃」には「妹背の鎖祝」(後に言う「端午の節句」) が行われたが、その時に食べる茅巻き
     
    『かねてさつさに うたみつけ なくれはたしむ はたれまお さつさつつうた』ホ8

     

  3. さっさつ(颯颯)」の略。 勢いの良いさま。滞らないさま。 =さっそう(颯爽)・さっさ
    『みうたつくれは そめふたお さつさもちゐに つけなくる さつさつつうたホ12


    「さっさつ」は動詞「さつ(騒つ・栄つ)」を重ねて名詞化したもの。
    ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「勢いづく・高まる・沸き立つ」などの意。

 
変態:「ささ(繁々・騒々・早々・壮々)

 
 

【(諭々・察々)】
合う/合わすこと。収(治)まる/収(治)めること。諭し。察し。

変態:「さとし(諭し)」「さっし(察し)」

 
 

【(散々)】【(垂々・衰々・惨々)】
1.はなればなれ。散り散り。散々。
2.負の方向に離れるさま。 惨々。惨憺。

さつさつすうた さるたみも つすにまつらて をゑにみたるさ』ホ33

 
「さつ」を連ねた「さつさつ」の音便変化。
「さつ」は「さつ(離つ/垂つ)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる・散る・反る・背く」、また「E: 負の方向(小・少・低・端・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。

類語:「しずしず」「しとしと」

  

09/07/15

  

 基本理論はこちら

【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】