くるしむ  クルシム  kurusimu

  

【(曲しむ/暮しむ)・苦しむ】
B: 離れる/離す。そる/そらす。曲る/曲げる。
E: 負の方向に離れる/離す。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」

『むはたれよもに わきみちて たみくるしむる そのときに』ホ12
『このこたゑ ひとのさいわひ わかまよひ まかりくるしむホ13
『たまかえし なせはをとけて みやにいる なさねはなかく くるしむそ』ホ13
『たまかえし なさはくるしむ たまのをも とけてむねかみ みなもとへ』ホ13
『ひとのみと なりてはらめと なかゐして こそむつきまて くるしむるホ14
『たましゐまよひ くるしみて けもののたねお あいもとむ』ホ15
『ときこぬかれは くるしみて たまのをみたれ あにあえす』ホ15
『こころくるしむ そのときは ともにみたるる とりのとき』ホ21
『かさるおみれは にきはえと うちはくるしむ そのゆえは』ホ23
『いねやせて たみのちからも ややつきて よにくるしむそ』ホ23
『みねのみあえに なるしらか まえにいきはき くるしむるホ39

 
くるし(苦し)」+「しむ(形容詞の動詞化)」の合成。
「しむ」は「合わす」の意で形容詞を動詞化する。「する(為る)」の変態であり「す(為)」と交換可能の場合あり。
連体形の「くるしむる・くるしめる」は他動詞専用形となる。

変態:「こらしむ(懲らしめる)」
類語:「くるほし(狂おし)」
派生語:「くるしみ(苦しみ)」「くるしさ(苦しさ)

  

10/06/11

  

 基本理論はこちら

【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】