かせ  カセ  kase

  

【(離せ/活せ)・風】
1.(汚穢・雲を) 払うもの。
2.ふう(風)。区分。方向。傾向。風土。
3.正の方向に離すこと/もの。 高め。勢い付け。栄し。煽り。活性。加勢。

『われもみゆきの ふねにあり かせはけしくて なみたつお』ホ1
『とうたえは かせやみふねは こころよく あわにつくなり』ホ1
『やめるほのほの くるしさお そてわきさきて かせいれは』ホ9
『あめかせひてり みのらねと あたたらくはり うゑさせす』ホ9
つちかせの ちまたにしゐの くるしみか けものとなるそ かみうたす』ホ13
『をのうつほ かせうむかせも ほおうみて をはみつとなり めはふたつ』ホ14
『うつほかせほと みつはにの ゐつましわりて ひととなる』ホ14
『をのうつほ かせうみかせも ほとわかれ うをせのむねは ひのわなる』ホ15
『くさきのむしの みつのこゑ かせにこゑあり うつほはね はにむしもこれ』ホ15
『うつほかせ ほみつのよつか なるとりの ほかつはおよく』ホ15
『はにとみつ ほかせのよつか なるけもの』ホ15
『なるけもの かせみつよるお なもみこゑ きつねたぬきそ』ホ15
『あめとふるなり さむかせに ゆきとこほれと をにとける』ホ15
『をのうつほ かせとうこきて ほとはける をせのむなもと ひとまろめ』ホ16
『うつほかせほと みつはにの ゐつましわりて ひととなる』ホ16
『おりしもに ひめのなけきは こおをもふ かせのともしひ』ホ16
『たかはかり ほかせはにみつ よつにわけ うつほのひとつ つきあわせ』ホ17
『あらたけは かせはけしくて にはかふり まつふしこふと わたかまり』ホ17
『をやのこころも としはけし あえしのはすて にはかかせホ17
『にふきこは そのあらかせに ふきうたれ いたみしのへは なおからす』ホ17
『ふつくことなる くにかみの いきふくかせお うけうまれ いきすとなれは』ホ17
『かくしぬすむも みにそふる かせよりあめに つくるなり』ホ17
『あいうえお うつほかせほと みつはにの ましわりなれる みなかぬし』ホ18
『うちあおたれて かせふくみ はねとなるとき とひこさす』ホ191
『あかまろと あかほしものお そえかこに まうらはかせみホ20
『しなとのかせに おしはらひ よもあけかたと しらすへし』ホ22
『ほこるよは あめのにくみに あめかせの ときもたかえは』ホ23
『そのかんかせの いせのくに とほりたつとむ かんかせお』ホ28
『さゆかわゆ くもたちわたり うねひやま このはさやきぬ かせふかんとす』ホ31
『うねひやま ひるはくもとゐ ゆうされは かせふかんとそ このはさやきる』ホ31
『たたよふかせお しつめんと おとたちはなは へにのほり あめつちいのり』ホ39
『ひみつのはらひ みたひのる しなとのかせに ふきはらふ』ホ39
うつほうこきて かせとなる かせほとなれは つちもまた みつはにとなるミ6
『もちまてに そこにふきたつ はつひかせ これかみかたち』ミ7
『はのふめもりて あふみまつ ふめにやわして かせとなす』ミ7
『ほつみはつひは うけまつり ふめたつかせに かやおふす』ミ7
『はによりかせの ひとゐたつ これかみかたち』ミ7
『ひはつさかせの ふつをかめ きたれはひらく はつひくさ』ミ9
『よろのあおはの かせかほる みやにうくれは なからゑり』ミ9
あきかせつけて まをまゆみ ゐとおつむきて たくはたや』ミ9
『かたちかせもつ みもとかみ』ミ9
『あはうつほ いはかせうはほ えのみつと おのはにゐつね ましわりて』ミ10
『たらちをの いきひにみうく そゑうたは ひのてのかせの なるいきす』ミ10

 
かす(離す/活す)」の名詞化。
ここでは「B: 離す・分ける・放つ・払う」、また「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離す」で「高める・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・至らす」などの意。

変態:「かた(方・傾)」「かち(舵)
類語:「いなさ(往なさ)」「のかせ(
退かせ・野風)」「しな(級長)」「し(風)

 
 

【(和・交・形)・風】
凝縮。固化。物質化。現象。具現。

『このみちお まなふところは かんかせの いせのくになり』ホ13

 
かす(和す・交す)」の名詞化。
ここでは「A: 合う・在る・現る・凝る」などの意。

変態:「かつ(形)」「かた(形)
派生語:「かんかせ(神風)

  

10/02/08

  

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