いかる  イカル  ikaru

  

【(分る・別る)】
B: 離れる/離す。分かれる/別ける。

いく(往く)」と「かる(離る)」の合成。
ここでは「B: 離れる/離す・分かれる/分ける」の意。

変態:「あかる(散る・分る)」「わかる(分かる・別る)

 
 

【(活る・上かる)・怒る】
D: 正の方向に離れる。「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る・化ける」

『おけはいかりて ひたしせす うちにつくれは とよひめに ひたしまつらし』ホ7
『さすらなす ふたさすらひめ いきとほり ひかはにいかり なるおろち』ホ7
『これたたされて そさのをか ひとりかふむる ゐんはとの とつれはいかるホ7
『はなこおとろき ひにやふれ かみさりますと なくこえに きみいかりまし』ホ7
『そさのをは いわおけちらし なおいかる きみおそれまし』ホ7
『なんちほこりて はくるゆえ いそらうつなり なおいかりホ8
『はたれいかりて たたかえは みかたのなくる ふとまかり むれむさほりて』ホ8
『もろうたふ はたれいかりて やのあられ かみのたみめに やもたたす』ホ8
『いやたけいかり ほはなふく かみみつはめお まねくとき』ホ8
『やほたまゆらと まとふとき いかるあちすき たかひこね』ホ10
『つきよみいかり いやしきの つははくけかれ かわんやと』ホ15
『またつよく ねかえはいかる とものおみ せまるおゑらみ わけかえす』ホ17
『かもにていたる いかるかの みねよりとりの しらにはに』ホ20
『ものぬしは いかりていわく ふとたまは きみのとのおち とみをきな』ホ20
『もとちはたれは たちおちに ひとみにもれと なおいかりホ25
『みやいかり みちなくわれお なせのろふ ゑにはおとから のほるはす』ホ25
『こまはひに わひことあれと いえはなお いかりてふねお こきいたす』ホ25
『はせひめは とみとにくみて すてさしむ きみまたいかり はせおすつ』ホ27
『あにいかり ゆきおひいると きらんとす やゐみこてあし わななけは』ホ31

 
いく(活く)」と同義語「かる(上る)」の合成。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る・化ける」などの意。

変態:「おこる(怒る・驕る)」「あかる(上がる)」「ふかむ(深む)」「ほこる(誇る)」「ひかる(光る)
類語:「いかつ(厳つ)
派生語:「いかり(怒り)」「いかるか(哮)

  

10/03/24

  

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