ひらく  ヒラク  hiraku

  

【(平く)・拓く】
A: 合う/合わす。収(治)まる/収(治)める。現る/現す。平る/平らす。調和する/させる。

ひる(平る)」と同義語「あく(和く)」の合成。

派生語:「ひらか(平瓮)

 
 

【開く・(平く)】
B: 離れる/離す。放つ。分れる/分ける。湧く/湧かす。発す。空く/空ける。release。

『むへなるや ゆきのよろしも みよつきも よよのさいわひ ひらけりと』ホ4
『たまのいわとお ひらけとて いちゐのはなの さくもちて いまこそひらく あまのとや』ホ4
『ややはつあきの もちのひに ひらくひとみの しほのめは』ホ4
『うたひつらねて をしゆれは うたにねこゑの みちひらけホ5
『はたれねおうつ いさおしや そこにもとゐお ひらくへし』ホ9
『むかしなかやま みちひらく かなやまひこの まこむすめ したてるおくら』ホ10
『かみはいもせの みちひらく われはかすかに これうけん』ホ13
あめつちの ひらけるときの ひといきか めをとわかれて』ホ15
『こたえてひらく たからとの うちよりいつる はふたゑは』ホ16
『ここにゐて たおひらかんと まつたつる なもにはりみや』ホ21
『たとゑははやし きりひらき たくにこたまの なきことく』ホ23
『いせきたて つつみきつきて やまみつお とりてたかたお ひらかんと』ホ24
『たかたひらきて かえります ゆたかなるとし みよろへる』ホ25
『ゆえはおきなに けゐおゑて めくりひらける ちおゑたり』ホ27
『おときよひとは にはりみや あらたひらきて たみをさむ』ホ28
『わけいかつちの あまきみと あめのいわくら おしひらきホ29
『たかくらしたか ゆめさめて くらおひらけは そこいたに たちたるつるき』ホ29
『わかきみくにお さたむなら みちもひらけん かならすと』ホ29
『なほきさら みかみことのり わかみをや ひらくもとひは さかんなり』ホ33
『うまさけに みはみわのとの あさとにも おしひらかねよ みわのとのとお』ホ33
『おしひらかねよ みわのとのとお とのとおし ひらきかえます』ホ33
『しほのりひこか のほりたて くににおくれは みちひらくホ35
『のちにひらけは これうせぬ きよひこめして もしゆくや』ホ37
『みちゆくも わさはひもとむ あふれもの うみとくかとの みちひらくホ38
『むかしいつもの くにひらく むらくもつるき これなるそ』ホ39
『おおみをや たかみむすひの このくにお ひらきてななよ これおつく』ホ39
かおひらき しめひきふさき はゑゆつは むきにとしこへ』ミ7
『めをほほやわし きさしおふ たねかしまつる いなるかみ のりゆみひらきミ7
『くちひるお ひらくあねより のへつつく みうたおあみて あなにゑやミ10
『くにうとの あまてるかみと よろこひの まゆもひらくる ゐひならし』ミ逸

 
ひる(放る)」と同義語「あく(空く・開く)」の合成。

変態:「あらく(散去く)」「ひろぐ(広ぐ)」「はらく(ばらける)」
派生語:「ひらこ(平子)」「ひらき(柊)

 
 

【(翻く)】
C: 回る/回す。往き来する/させる。返る/返す。翻る/翻す。移る。運ぶ。動く。変える。

『たみのなけきに むかつひめ いそききしいに ゆきひらきホ1
『やまとひめ うちはたとのの いそみやに ひらきしつかに』ホ38

 
ひる(反る・翻る)」と同義語「あく(往く・送く)」の合成。

派生語:「ひらこ(翻子)
例文:「体をひらいて避ける」

 
 

【開く・(啓く)】
D: 正の方向に離れる/離す。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」

『なおそらさむく つきすえは かゐみなきそひ ややひらくミ7
かおひらき しめひきふさき はゑゆつは むきにとしこへ』ミ7
『すえはなお あつくかわけは ももまつり きそひやむれは ひめひらくミ7
『ひはつさかせの ふつをかめ きたれはひらく はつひくさ』ミ9

 
ひる(秀る)」と同義語「あく(上ぐ)」の合成。

変態:「ひろぐ(広ぐ)」「ひたく(秀長く)
派生語:「ひらか(平瓮)

  

10/02/01

  

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